2008年12月31日

「ユリ根」で子孫繁栄の願いを

ユリ根'.JPG                                     <2007. 1. 1号掲載>

  
 おせち料理は日本ならではの伝統食。食材ひとつひとつのいわれや語呂合わせは、家族の健康と幸福への祈りと願いです。
 上品な花の形にしたユリ根の含め煮は、燐(りん)片の重なり合いが子孫繁栄への願い。ユリの古名は佐韋(さい)といい、賽(さい)の河原の意としてユリの霊力が天上の扉を開くと信じられ、これも縁起のよい理由です。

 高級感があり、料亭のおせち料理の定番。でんぷんとたんぱく質を含み、火を通すとホクホクの食感に。裏ごしは上品な甘さのきんとんになり、重なった燐(りん)片を一枚ずつにはがして、茶碗蒸しや梅肉あえ等にしても美味です。

 国内産のほとんどが北海道産。カリウム、カルシウム、鉄分が豊富で、イモ同様の熱に壊れにくいビタミンCも含まれ、ユリマンナンという食物繊維も豊富です。血糖値やコレステロール値の抑制、高血圧や便秘の予防等への効果になり、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の安心食材です。乾燥させたものは漢方で滋養強壮、利尿、咳止めに使われます。

 
【ユリ根入り黄金なべ】
寄せ鍋などの鍋料理(薄味のもの)を少なめにして楽しみ、鍋に残った具を大まかに取り出した後、ご飯を入れて締めのご馳走にする。

@ ユリ根は一枚ずつにはがし、食用菊は花びらをバラして洗い、セリ(ミズナ、ミツバ等)は2cm位に切る。

A 鍋の残りにだし汁を足して、塩(しょうゆ)で味を調え、ユリ根、ご飯(適宜)を入れる。

B 食用菊、セリを散らし、最後にイクラを散らす。好みで卵とじに。





posted by メグキッチン at 17:58| Comment(1) | TrackBack(0) | 野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

古くて新しい野菜「マコモタケ」

DSC02090.JPG 

                   <2005.10.27号掲載>

秋の味覚として北信、中信各地区を中心に特産品として育成されている新野菜、「マコモタケ」をご存知ですか。旬としては、そろそろ終盤。チャンスがあれば、直売所などで手に入れて試食してみてはいかがでしょう。

イネ科の多年草で、東アジアが原産地。日本でも野生種は昔から河川や沼などに自生していたものです。十余年前から休耕田で栽培する作物として推奨されている食用種は、秋になると茎に黒穂菌が寄生することで株元の茎が肥大し、食用になるもの。タケノコのような食感で甘みがあるのが特長です。
三、四年前から地産地消の作物として栽培者が増え、知名度を高めながら少しずつ消費を伸ばしています。

食べ方は、タケノコとほぼ同様。新鮮なものは特にやわらかいので、生でコリコリとした歯ごたえを楽しめます。焼くと、うまみが凝縮して格別の味。熱燗のおつまみにもぴったり。油との相性が合いますので、中華料理などのいためもの、天ぷら、きんぴらにも。食物繊維やカリウムが豊富ですから、健康食品としても注目、たんぱく質、ビタミン、ミネラル源にもなります。

 

【中華いため】
@ 青菜を5cm位に切り、ショウガとニンニク(各1片)はみじん切り、ニンジン適宜は短冊切り、キクラゲ適宜は水で戻して食べやすく切る。

A マコモタケ(1本)は斜め輪切りにする。

B フライパンにゴマ油を熱してニンニク、ショウガをいため、香りが出てきたら、残りの材料を入れて手早くいためる。

C 水(50cc)、鶏ガラスープの素、酒(大さじ1)を入れて煮立ったら、水溶き片栗粉でとろみをつける。

※マコモタケは切り方でいろいろなで食感になる。

posted by メグキッチン at 19:25| Comment(0) | TrackBack(3) | 野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月19日

スタミナ山菜「行者ニンニク」

IMGP0304.JPG
                                                   <2007.5/24号掲載>

 

僧侶が山で修行中に食べて体力をつけていたことで、その名が付いた行者ニンニク。
数年前から味と薬効で人気急上昇した山菜で、山菜には珍しくアクがありません。

春先、葉が出る前のものは、強い抗菌作用をもつアリシンなどの薬効成分が多く含まれます。においや辛味が強く、におい成分の95%はニラ臭とニンニク臭。

葉が出た後はカロテンが豊富になりますので、緑黄色野菜として食卓に。
卵や豚肉などのビタミンB1と一緒に食べると、疲労回復効果は抜群です。

山摘みだけでなく栽培もされていますが、播種から収穫まで最低5年はかかる貴重品。
一度植えたら株分けができるので、西日の当たらない庭の片隅に植えておくのもいいものです。

におい消しは、切らずに熱を通すか、冷凍で冷たいまま切って調理する方法で、ギョーザ、みそ漬け、炒め物、ピクルス、卵とじに。


 
【行者ニンニクマーボー豆腐】
@行者ニンニク(8本)を熱湯にサッと通し、粗熱をとって急速冷凍しておく。
(においが気にならない人はそのまま生で)

A豆腐(2丁)をサイの目に切り、ザルに上げて水切りし、豚肉(150g)を細切りにする。

B中華鍋でコマ油を熱し、ニンニク(1/2片をつぶす)と豚肉を炒め、豆腐を入れてさらに炒める。

Cしょうゆ(大さじ2)、砂糖(大さじ1/2)、塩少々、中華スープ(80cc)、豆板醤(小さじ1/2)、片栗粉(大さじ1/2)を混ぜてBに加え、切った行者ニンニクを入れて煮る。

posted by メグキッチン at 12:14| Comment(0) | TrackBack(2) | 野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月16日

「カイワレダイコン」

カイワレダイコン.'.jpg

カイワレダイコンはダイコンの赤ちゃん。ひょろっと弱々しく、
さらに安いので「たかがカイワレ」と軽くみてしまいがちです。
ところが、「されどカイワレ…」。小さな体には元気のパワー
がいっぱいに詰まっています。
生命の誕生には、計り知れない力が必要です。種の発芽も同様で、
種の養分で誕生した新芽には、様々な機能をもつ栄養が高濃度で
残されています。
ガン予防効果で話題になったブロッコリーのスプラウト(新芽)
は記憶に新しいですが、豆類のスプラウトの定番モヤシは、
中国で5千年前から栽培されていたとか。
日本では、カイワレダイコンが平安貴族の高級食として登場し、
20年前に量産し始めてから日常の食材になりました。

地味な存在ですが、毎日食べ続ける栄養源としては好適。
ビタミンCや鉄分、カルシウムが吸収しやすく、乳酸菌やセレン
(抗酸化効果のあるミネラル)を栽培技術で含ませたカイワレ
ダイコンまでありますので、ちょっと注目してみましょう。


 カイワレダイコンをキッチン栽培する時は、ペーパータオル
に種をのせて、水が浸る位にして日陰に置きます。
毎日水を替え、3〜4日後から日に当てると一週間で食べられ


ます。ソバなども楽しめますが、種に毒素のあるトマトやモロ
ヘイヤは不向きです。
柑橘類を半割りにして実を少し崩し、種を播くとこれがまた
お楽しみ…。


【ダイコンの親子サラダ】

@ダイコンとニンジンを細切りにし、カイワレダイコンは
根元を切る。

 
Aシラス干しをサッと湯に通す。
 

B酢(大さじ2)、サラダ油(大さじ8)、しょうゆ(小さじ
1)、砂糖(少々)、オオバのみじん切り(適宜)をよく混
ぜる。

 
C@Aを合わせて、Bをかける。


 

posted by メグキッチン at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月21日

早春のパワー「ナバナ」

href="http://megumico.up.seesaa.net/image/A5CAA5D0A5CA.JPG" target="_blank">ナバナ.JPG              <2005.2.17>

暦の上では春ですが、まだまだ寒い毎日。せめて、食卓から春を
感じたいものです。
食材でさりげなく春の演出をしてみましょう。

菜の花は、黄色くやさしい花の雰囲気から明るい春の日差しが
感じられます。
つぼみを束ねたり、冷凍にしたものがあり、お浸しや和え物に
手軽。最近は、菜の花の茎の食感も楽しめる「ナバナ」が葉物
野菜として普及し、料理の幅が広がっています。

昔から菜種油をとるために栽培されていたアブラナ科のナバナは、
明治時代から花の部分を食用にするようになったとか。
3月3日のひなまつりに飾る“ひしもち”は、菜の花の花びらを
形作ったもので、神様に菜の花を供えて女の子の健康と幸福を
祈ったものといわれます。

ナバナはカロテンの豊富さでは野菜の中でのトップクラス。
合わせてビタミンCや鉄分の豊富さも見逃せません。
また、ナバナ、ウドなどのほろ苦さを持つ春野菜は、厳しい冬
の寒さで動きが鈍った胃腸に活気を与えるもの。昔から花芽を
食べるとスタミナがつく、といわれ、精神的なストレスには
精神安定効果が役立ちます。

【パスタでナバナ】
@ナバナ(1束)を3〜4cmの長さに、ベーコン(大4枚)
 は食べやすく切る。

Aニンニク、タマネギは好みの量をスライスする。

B好みのパスタ(4人分)をゆではじめる。

CオリーブオイルをいれたフライパンでAをでいため、ベーコ
 ンを加えていため、さらにナバナをしんなりするまでいた
 める。

DCにBを加え、塩コショウで味を調える。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

レストランかんたんクッキングE]

家わが家で食育「お家で作ろう! 食べよう!」

晴れ地産地消と特産品を訪ねて

かわいい春夏秋冬いつもそよ風

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

面倒な「蒸し料理」を簡単に!
水を入れてスイッチを押すだけで楽しく簡単蒸し料理!
料理研究家「山本麗子」さん監修の蒸し料..

菜漬器 浅漬け名人で、自家製漬物で「我が家の味」づくり!!

posted by メグキッチン at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

超健康野菜「ヤーコン」

ヤーコン'

                  <2001.1/13号掲載>


佐久地区で栽培されていることから、最近、耳や目にすること
の多くなった野菜「ヤーコン」。もう、ご存知ですか。

ヤーコンはアンデス原産のキク科の野菜。腸の健康を保つため
に必要なフラグオリゴ糖は一日5〜10gと言われますが、ヤ
ーコンなら10gで摂取できます。オリゴ糖が多いといわれる
ゴボウにすると約2本分。野菜の中でトップクラスの整腸機能
と、ポリフェノール、カリウムを豊富に含む超健康野菜です。

晩秋収穫したイモは料理に、葉は煎じて飲用します。イモの外
観はさつまいも、甘くて、歯ざわりはナシを感じさせる新食感
です。
料理用途は、まだまだ開発途上。生でサラダ、酢の物、すりお
ろして寒天寄せ、酢豚、いため物などアイデア次第です。

また、ヤーコンの葉には、害虫から身を守る微生物が共生して
いて、完全無農薬栽培ができます。そのため、お茶の葉として
も安心安全。
最近は飲みやすいヤーコン茶やヤーコンジュースも販売され、
便秘や糖尿病の方には特にお薦めしたい地元の特産品です。

 
【ヤーコンの甘酢漬】
  ヤーコン(細いもの)をタワシでよく洗い、酢(1カップ)、
   水(120cc)、砂糖(120g)に漬けこみます。タイ
   ムやコリアンダーがあれば一緒に入れます。
   ショウガの甘酢漬感覚で、歯切れがフレッシュ。

【ヤーコンのきんぴら】  細切りにして、薄い酢水に少しさらして水気を切り、ゴマ油
   でいためて、しょうゆ・砂糖・酒(1:3:3)で味付け
   します。好みでニンジン、赤唐辛子をいれます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

レストラン ヤーコンの食べ方

レストランかんたんクッキングE]

家わが家で食育「お家で作ろう! 食べよう!」

晴れ地産地消と特産品を訪ねて

かわいい春夏秋冬いつもそよ風
posted by メグキッチン at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 野菜 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。